ギターと共に歩んだ40年。あなたの「弾きたい」を「弾ける」に変える、生涯一ギタリストからのメッセージ
はじめまして!このブログ「ギターラブライフ」を運営している、カールトンと申します。
14歳の夏、一本のギターと出会ってから約40年。私の人生は、常に6本の弦が奏でる音と共にありました。このブログは、私が遠回りし、時に壁にぶつかりながらも、愛情と情熱だけで歩んできたギター道の記録であり、今まさにギターの楽しさに目覚めたあなた、そして更なる高みを目指すあなたへの道しるべです。
私が経験してきた回り道、その全てが、あなたの近道になると信じています。
私のギター遍歴:ただの趣味から「音の探求」へ
第1章:衝動とコピーの日々(10代)
私のギタリストとしての人生は、歌謡曲や井上堯之バンドのコピーから始まりました。当時はただ「好きな曲を弾きたい」という一心。高校時代には高中正義氏の革新的なサウンドに衝撃を受け、彼の作り出す音世界を再現しようと、エレキギターをかき鳴らす毎日。バンド活動にも明け暮れ、ギターだけでなくドラムも担当したことで、**「アンサンブルにおけるギターの役割」**を身体で理解できたのは、今となっては大きな財産です。TOTOのようなテクニカルなバンドの楽曲に仲間と挑んだ経験は、個人の技術だけでは音楽は成り立たないという、普遍の真理を教えてくれました。
第2章:音色(トーン)への執着と探求(20代)
大学時代、私の探求心はさらに深みへ向かいます。愛機であったYAMAHA SG1000(白色)を手に、ラリー・カールトン氏の洗練されたフレージングや、高中氏の突き抜けるようなトーンを追い求め続けました。
そして、この探求心は思わぬ方向へ加速します。
「理想の音が出ないなら、自分で創り出すしかない」
この一心で、私はエフェクターの自作に没頭。3ヶ月もの時間を費やし、高中正義氏の巨大なエフェクトシステムを回路図レベルで研究し、再現したこともあります。この無謀とも思える挑戦を通じて、単なるエフェクターのユーザーから脱却し、「信号がどう流れ、音がどう加工されるのか」という本質を理解できた経験は、私の血肉となっています。このブログで機材について語る時、その言葉の裏には、ハンダごてを握りしめて得た、この実践的な知識と経験があります。
第3章:創造への挑戦と挫折(社会人〜)
社会人になってからは、スティーブ・ルカサー、春畑道哉、ポール・ギルバートといった、さらに技巧的なギタリストたちのプレイに挑戦。同時に、ただコピーするだけでは満たされなくなり、オリジナル曲でのプロデビューを目指す活動も行いました。
作詞、作曲、そしてボーカルまで担当し、レコード会社にデモテープを送っては、祈るように返事を待つ日々。結果としてプロへの道は叶いませんでしたが、この経験は私に**「一曲の音楽が、いかに多くの要素から成り立っているか」**を教えてくれました。演奏技術だけではない、作編曲の知識、歌詞の世界観、そしてそれを届ける情熱。この総合的な視点こそ、今の私が皆さんに「音楽」の楽しさを多角的に伝えられる、大きな強みとなっています。
このブログ(ギターラブライフ)で、私があなたに提供できること
このブログは、単なる私の思い出話ではありません。私の40年近い経験を、あなたのギターライフを豊かにするための**「実践的な知識」**として提供する場所です。
- 【経験に基づく機材選び】: 数々のギターやアンプ、エフェクターを実際に購入し、時には自作までした経験から、カタログスペックだけでは分からない「本当に使える機材」の選び方、セッティングのコツを具体的にお伝えします。
- 【挫折から学んだ練習法】: 様々なジャンルの難曲に挑み、何度も壁にぶつかったからこそ分かる、効果的な練習方法や上達への思考法を共有します。
- 【「音創り」の楽しさ】: エフェクターの仕組みを深く理解しているからこそ語れる、サウンドメイクの深い沼…いえ、無限の楽しさをお見せします。
- 【信頼できる情報】: 私は今も、ガスリー・ゴーヴァンや藤岡幹大といった現代の巨匠たちのプレイを研究し続ける、現役の「学び続けるギタリスト」です。常に情報をアップデートし、確かな情報をお届けすることをお約束します。
最後に
現在、私はフジゲン製のストラトタイプのギターを新たな相棒とし、日々ギターを弾き続けています。結局のところ、私は「元プロ」でも「有名なギタリスト」でもありません。皆さんと同じ、生涯一ギタリストです。
だからこそ、あなたの「ここが分からない」「もっとこうなりたい」という気持ちが、痛いほど分かります。
この場所が、あなたにとっての「第二の練習スタジオ」であり、「頼れる楽器屋の店員」であり、そして何よりも「ギター仲間」と語り合えるような、温かいコミュニティになればと願っています。
さあ、ギターの道を、共に楽しみましょう!